【バギオ留学in Monol】バギオの空気汚染はかなり深刻。

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ハルです。
今日はバギオの排気ガス状況を赤裸々に話したいと思います。

バギオの空気汚染状況


「フィリピンの軽井沢 バギオ」

バギオを調べたことのある方なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

留学する前、バギオの空気についての情報収集している時にどの記事にも
「バギオは空気が綺麗な場所」とあったので
私のバギオのイメージは
「空気が澄んでいて、毎朝の深呼吸が気持ちいいところ。」になっていました。

到着してすぐ、このイメージは一瞬で崩壊することとなります。

みなさん、バギオの空気は想像していたよりも汚いです。

バギオは山の都市で、車社会です。
電車なんかないので、移動手段はタクシーかジプニーに頼るほかなく、街の道路はいつも飽和状態です。
特に地元の人がよく使うジプニー(激安乗合バス)からは、真っ黒な煙がたくさん出てきます。

バギオのジプニー
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都市部はいつも霞んでいて、長時間いると頭痛が起きる上に
私は気管支が弱いので、街へ出かけた日の夜は必ず、咳が出ます。

地元の方は、タオルやマスクで口を覆いながら歩いています。

私が綺麗な日本から来たからそう思うわけではなく、
誰もが汚いと思うほどバギオの空気汚染は想像以上に深刻になっているのです。

一方で、Monolは山の高台にあり、風が吹くため排気ガスが滞ることはないので比較的空気は綺麗です。

学校で勉強する分には安心できます。

バギオの空気汚染の原因


地元記事によると、ほとんどが車の排気ガスからの汚染物質が原因と言われています。
バギオではディーゼル車が多く、中古の日本車がたくさん走っています。

ディーゼル車は、ガソリン車に比べてNOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)が多く、それが空気汚染の大きな原因となっています。

バギオでは、自動車排出ガスの規制や浄化装置の装着が義務付けられていないのです。

バギオは中流階級の都市とはいえ、諸外国に比べれば貧しい都市。
規制されたとしても、質の良い車が手に入らないし、浄化装置のフィルターもお金がかかることなので
規制が議題に上がっていたとしても現実問題、施行できないんだと思います。

NOx(窒素酸化物)とは

 窒素酸化物とは、物が高い温度で燃えたときに、空気中の窒素と酸素が結びついて発生する、一酸化窒素と二酸化窒素などのことをいう。

 とくに二酸化窒素は、高い濃度のときに人の呼吸器(のど、気管、肺など)に悪い影響を与えるので、国では二酸化窒素に関する環境基準を設けて、排出量を少なくする努力をしている。
 また、窒素酸化物は、光化学スモッグ酸性雨の原因にもなる。
引用元:Wikipedia-窒素酸化物

PM(粒子状物質)とは

粒子状物質とは、マイクロメートル (μm) の大きさの固体や液体の微粒子のことをいう。
主に、燃焼で生じた煤、風で舞い上がった土壌粒子(黄砂など)、工場や建設現場で生じる粉塵のほか、燃焼による排出ガスや、石油からの揮発成分が大気中で変質してできる粒子などからなる。
 大きさにより分類したPM10やPM2.5、日本では浮遊粒子状物質などの指標が考案された。疫学的には、粒子状物質の濃度が高いほど呼吸器疾患や心疾患による死亡率が高くなるという報告がある。
引用元:Wikipedia-粒子状物質


NOx、PMに日常的にさらされていると
肺がんのリスクが7倍と言われていて、考えると本当に恐ろしいです。

喫煙者は肺がんのリスクが4〜5倍なので、それを余裕に上回っている結果です。

スニーカーが黒に染まりました。


この前、出かけている時に雨が降ったのですが、白のスニーカーが一瞬で黒くなりました。
足の甲部分なんて、黒いインクを飛ばしたかのような有様です…

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地面にはねた雨で靴がこれだけ黒くなるということは
建物や道路が車の排気ガスによってどれだけ汚されているか分かります。

この空気汚染、どうしたらよくなるのだろうか。
日本にいるときは肌で感じなかった環境問題が、ここへきて痛感させられます。

まとめ


地元の人に聞くと、開発にともなって働く人が増えた分、車も増えてしまったと言っていました。
開発では、山が切り崩され、木も伐採され、昔とは見違えるほど都市化が進んでいるそう。

車の排気ガスが規制されるのも、時間の問題かもしれません。

さいごに


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